01ストーリー
グレーンウイスキーは長らく、ブレンデッドを陰で支える「サイレントスピリッツ(静かな酒)」と呼ばれ、単体で表舞台に立つことはほとんどありませんでした。その常識を覆したのが2015年発売の「知多」です。愛知県知多半島で1972年に設立された知多蒸溜所は、本来ブレンデッド用のグレーン原酒をつくるための工場。しかし連続式蒸溜機の使い分けで軽・中・重の原酒をつくり分け、ワイン樽やスパニッシュオークなど多彩な樽で熟成するうちに、単体で味わうに足る繊細なグレーンが育っていました。「風香るウイスキー」を掲げ、ハイボール全盛の時代に「主張しすぎない美しさ」で勝負する——脇役が主役になった、日本ウイスキー史の面白い転換点にある一本です。
02味わい
| 香り | 穏やかで甘い樽香。ほのかにバニラと蜂蜜 |
|---|---|
| 味わい | 軽やかでクリーン。かすかな甘みがなめらかに広がる |
| 余韻 | すっきりと爽やかで、後味は静かに消えていく |
※ メーカー公表のテイスティングノートに基づく参考情報です。編集部による実飲レビューは下記のとおり準備中です。
03おすすめの飲み方
- ハイボール — 公式が「風香るハイボール」として推奨する看板の飲み方
- ロック — 軽やかな甘みが引き締まり、食中酒にも合う