製法の特徴
肥沃な半島ブラックアイルの大麦地帯に立ち、隣接する大規模モルティング工場が北スコットランドの多くの蒸留所へ麦芽を供給する「麦芽の供給拠点」。シングルトン名義のなめらかな酒質でアジア市場の定番。
歴史
1838年創業。「黒い島」を意味するブラックアイルは実際には島ではなく、冬も雪に覆われず黒い沃土が覗くことから名づけられた北の穀倉地帯である。蒸留所は古くから地元産大麦にこだわり、現在も敷地に併設された巨大なドラムモルティングが自所と周辺蒸留所の麦芽を賄う。20世紀には「オードのウイスキーはシンガポールで最も高く売れる」と言われたほどアジアとの縁が深く、その系譜は現代の「シングルトン・オブ・グレンオード」に受け継がれた——シングルトンはアジア市場向けの顔としてグレンオード原酒を用い、台湾や日本のバーで最も目にするディアジオモルトの一つとなっている。
代表銘柄
シングルトン・オブ・グレンオード12年 / シングルトン・オブ・グレンオード15年