製法の特徴
厚みのある果実味と麦の甘さで「ブレンダーが最も愛するモルト」の一つに数えられる実力派。シーバスリーガルやロイヤルサルートの中核を担い、公式シングルモルトは少量に留まる。
歴史
1894年、ジョン・ダフが創業。ゲール語由来で「聖人の場所」を意味するとされる(諸説あり)。ウイスキー関係者の間では「ロングモーンに外れなし」という格言めいた評価が古くから存在し、隠れた銘酒の代名詞であり続けてきた。特筆すべきは日本との縁である。1919年、スコットランドで修行中の竹鶴政孝が最初に実習したのがこのロングモーン蒸留所だった——竹鶴が初めて本場のポットスチルに触れ、ウイスキーづくりの実際を学んだ場所であり、「日本のウイスキーはロングモーンから始まった」と語られることもある。マッサン人気以降、日本の愛好家にとって特別な巡礼地となっている。
代表銘柄
ロングモーン18年 / シーバスリーガル(キーモルトとして)