製法の特徴
デヴェロン川の河口、北海を望む港町に立つ1960年代生まれの近代蒸留所。蒸留所名はマクダフ、シングルモルトは「ザ・デヴェロン」名義という二枚看板で、麦とナッツの素直な酒質を持つ。
歴史
1960年、ウイスキー好況を見込んだグラスゴーのブローカー連合が、当時最新の効率設計で建設した戦後世代の蒸留所。伝統的パゴダ屋根を持たない実用本位の外観は、19世紀ロマンとは別の「産業としてのスコッチ」の顔を伝える。港町バンフ・マクダフは かつてニシン漁と造船で栄えた土地で、蒸留所は北海の海風の中で熟成を重ねる。1980年からウィリアム・ローソンズを擁する一族を経てバカルディ傘下となり、同ブレンドおよびデュワーズの原酒供給を主任務とする。シングルモルトは「グレンデヴェロン」から「ザ・デヴェロン」へ名義を変えつつ、欧州の食卓で親しまれる存在であり続けている。
代表銘柄
ザ・デヴェロン12年 / ウィリアムローソンズ(キーモルトとして)