製法の特徴

ヒマラヤ山麓の平原で、灼熱の夏と冷涼な冬という極端な寒暖差の中で熟成する北インドのシングルモルト。「インドのスペイサイド」を自称する華やかでフルーティな酒質が持ち味。

歴史

1943年創業、インド最古級の蒸留所の一つ。長年国内向けウイスキーの巨大工場だったが、親会社ラディコ・カイタンは倉庫の奥で熟成を重ねていたモルト原酒を「ランプール」として2016年に世界市場へ投入した。ウッタル・プラデーシュの気候は夏に45度、冬に数度まで下がる大陸性で、ゴアやバンガロールとも異なる「振れ幅の熟成」がウイスキーに独特の表情を与える。藩王国時代の宮廷文化が残るランプールの名を冠し、ボトルにも王侯風の意匠をまとう。インドは世界最大のウイスキー消費国(量ベース)であり、その足元から本格シングルモルトが次々と世界へ出て行く潮流——「眠れる巨象の目覚め」の一角を担う存在である。

代表銘柄

ランプール セレクト / ランプール ダブルカスク / ランプール アジャー