製法の特徴

九州・熊本の温泉町に2021年開業した本格モルト蒸溜所。阿蘇の伏流水を仕込み水に、温暖な気候による促成的な熟成と、フォーサイス製スチルによる正統派の造りを組み合わせる。

歴史

灯籠祭りと豊前街道の宿場で知られる熊本県山鹿市に、2021年に開業した九州最新世代の蒸溜所。地元企業を母体とし、「熊本にウイスキー文化を根づかせる」ことを掲げて、市街を見下ろす丘に蒸留棟と熟成庫を構えた。仕込み水は阿蘇外輪山系の伏流水で、九州らしい温暖な気候は熟成を速める反面、天使の分け前も大きい——この「南国のハンデ」を個性に転じる設計が試みられている。2022年からニューポットや若い原酒の限定リリースを重ね、2024年には初のシングルモルト「山鹿」を発売。焼酎文化の牙城・九州で挑むモルトウイスキーの先行例として、嘉之助・津貫とともに「南のウイスキー戦線」を形成しつつある。

代表銘柄

シングルモルト山鹿 / 山鹿 ニューポット