01ストーリー

世界で唯一とされる「薪直火蒸留」のシングルモルト。静岡の山あいで、地元の薪を焚いてスチル「W」を直接加熱する製法は、ガス・蒸気全盛の現代では正気を疑われるほどの手間ですが、炎の揺らぎが生む複雑な熱伝導が、麦の甘みに香ばしい陰影を刻みます。静岡産杉の発酵槽、地元産大麦——「静岡の木で静岡の酒を焚く」という地産哲学の結晶です。対をなす「ポットスチルK」は旧軽井沢蒸溜所から受け継いだスチルで蒸留され、伝説の血と新しい炎、二つの物語が一つの蒸溜所で並走します。日本クラフトの多様性を語るとき、必ず引き合いに出される実験精神の金字塔です。

02味わい

香り麦の香ばしさと蜂蜜、かすかな薪の温もり
味わい厚みのある麦の甘み、香ばしい陰影
余韻長く香ばしい、炎の余韻

※ メーカー公表のテイスティングノートに基づく参考情報です。編集部による実飲レビューは下記のとおり準備中です。

03おすすめの飲み方

  • ストレート — 薪火の陰影を確かめる
  • 少量加水 — 麦の甘みが開く
  • K(軽井沢の系譜)と飲み比べ — 二つの物語の対話

04編集部の実飲レビュー