前後を切り捨てる範囲を、どこで線引きするか。この一点が蒸溜所の性格を決定づけます。

01 狭く取る — クリーンで華やか

ミドルカットの範囲を狭く取ると、雑味の元になる成分を避けられ、クリーンで華やかな酒質になります。ただし歩留まりは落ちるため、コストは上がる。繊細さを目指す蒸溜所が選ぶ方法です。

02 広く取る — 重く複雑に

カットを広く取ると、後半に出てくる重い成分(オイリーさ、革、硫黄的な要素)も取り込まれます。雑味と紙一重ですが、うまく熟成させれば複雑さとして開花する。厚みのある酒質を狙う蒸溜所の選択です。