香りは揮発成分、味は非揮発成分と刺激。担っている物質が違うため、印象がずれるのは当然です。
01 香りは揮発成分が担う
鼻で感じるのは、グラスから立ち上がる揮発性の成分です。バニラや果実の香りは軽く揮発しやすいため、香りの段階で強く現れる。この時点では、アルコールの刺激や渋みは体験に含まれていません。
02 味は非揮発成分と刺激が加わる
口に含むと、揮発しない成分(タンニンによる渋み、樽由来の苦み)とアルコールの刺激が加わります。香りで感じた甘さは、実際には糖分ではなく香気成分なので、味覚としての甘さは伴わない。このずれが「甘い香りなのに辛い」の正体です。