製法の特徴
標高920メートルの高原都市バンガロールで、インド産六条大麦を仕込む「インディアンシングルモルトの開祖」。熱帯の急速熟成により、3〜4年で濃密な果実味とスパイスを獲得する。
歴史
1948年、独立直後のインドでジャグダレ家が創業した酒類メーカーで、社名はサンスクリット語の「アムリタ(不死の霊薬)」に由来する。ラムやブランデーで栄えた同社が密かに育てていたシングルモルトを、3代目リク・ジャグダレは2004年、あえて本場スコットランドのグラスゴーで発売するという挑戦に出た。当初は「インドのウイスキー?」と冷笑されたが、2010年、ウイスキーバイブルで「フュージョン」が世界第3位に選ばれ状況は一変する。バンガロールの熱帯高地気候は熟成を3倍速で進め、天使の分け前は年10%を超える——この「時間の圧縮」が生む若くて濃い味わいは、ウイスキーの常識に「熟成年数とは何か」という問いを突きつけた。
代表銘柄
アムルット フュージョン / アムルット インディアンシングルモルト / アムルット ピーテッド