製法の特徴

上部を平らに切り落としたような独特のフラットトップ型スチルが、複雑で多層的な香りを生むとされる。ディアジオの「クラシックモルト」6本の一つとしてスペイサイド代表に選ばれた、通好みの実力派。

歴史

1869年、当時最高の蒸留技師と謳われたジョン・スミスが創業。スミスはマッカランやグレンリベットなど名だたる蒸留所で経験を積んだ人物で、鉄道輸送の利便を見込んでストラススペイ鉄道の駅近くに蒸留所を構えた——ウイスキー輸送に鉄道を本格活用した先駆けとされる。巨漢で客車のドアを通れず、貨物車で移動したという逸話でも愛される。1988年、ユナイテッド・ディスティラーズ(現ディアジオ)が地域を代表する6銘柄「クラシックモルト」を選定した際、数あるスペイサイドモルトからスペイサイド代表に指名され、その複雑さは「ブレンダーが最も評価するスペイサイド」と評された。

代表銘柄

クラガンモア12年 / クラガンモア ディスティラーズエディション