製法の特徴
上部を平らに切った独特のフラットトップスチルと、冷水ジャケットで還流を制御する独自設備を使用。ゴンザレス・ビアス社の極上シェリー樽など銘醸樽を惜しみなく使い、オレンジとチョコレートにたとえられる豪奢な酒質を生む。
歴史
1839年、アレクサンダー・マセソンが創業し、後にマッケンジー一族が長く経営を担った。ボトルに輝く牡鹿(ロイヤルスタッグ)のエンブレムは、1263年に先祖がスコットランド王アレクサンダー3世を暴れ鹿から救った功績で授かった紋章に由来すると伝えられる、ウイスキー界屈指の由緒ある意匠である。第一次大戦中は機雷工場として接収された歴史も持つ。現代では長期熟成・希少ボトルの高級路線を先導し、50年や62年といった超長期熟成品がオークションで記録的価格を打ち立てることで常に話題を集める。「ラグジュアリーウイスキー」という市場を形づくった立役者の一つ。
代表銘柄
ダルモア12年 / ダルモア15年 / ダルモア キングアレクサンダーIII世