製法の特徴

ワームタブ冷却を守る小規模蒸留所で、蜂蜜と熟した洋梨の甘やかな酒質は「ホワイトホースの心臓」として一世紀君臨する。ブレンダー間の評価が極めて高い「隠れた一級品」。

歴史

1898年、ウイスキーブーム末期に建設された「ブームが生んだ最後のスペイサイド」。設計は当代随一の蒸留所建築家チャールズ・ドイグで、彼が手がけた最後のスペイサイド蒸留所となった——直後のパティソン恐慌で新設ラッシュは終焉し、以後60年間スペイサイドに新蒸留所は建たなかった。創業直後の混乱で売却が続いたが、1936年にホワイトホース系列へ入って運命が定まる。芳醇で蜂蜜的な酒質はブレンドの中核として重宝され、業界内の「ブレンダーが選ぶトップクラスのモルト」に常に名を連ねた。公式12年は日本市場で特に愛され、「バーの棚の静かな名脇役」として定着している。

代表銘柄

グレンエルギン12年 / ホワイトホース(キーモルトとして)