製法の特徴
1797年創業、東ハイランドの古豪。アバディーンシャーの豊かな大麦地帯「ギリーの谷」に立ち、麦の厚みを感じさせる力強い酒質が身上。近年は直火蒸留とフロアモルティングを復活させた。
歴史
1797年の創業記録を持つ、スコットランドでも指折りの古参蒸留所。「ギリー」はアバディーンシャーの肥沃な穀倉地帯を指し、「スコットランドの穀物庫」と呼ばれた土地の麦をそのまま酒にしてきた。20世紀には蒸留の余熱でトマトを育てる温室で知られ、「ウイスキーとトマトの蒸留所」として英国メディアの人気者だった時代もある。1970年からモリソン・ボウモア傘下となり、現在はサントリーグローバルスピリッツが所有。2021年の改修では直火加熱スチルとフロアモルティングという古典技法をあえて復活させ、「1797年の造りへの回帰」を宣言した。武骨で麦々しいハイランドの古典として、玄人の固定ファンが多い。
代表銘柄
グレンギリー ファウンダーズリザーブ / グレンギリー12年