製法の特徴

手頃な価格帯で品質を保つ「デイリースペイサイド」の代表格。シャルドネ、ポート、シェリーなど多彩なカスクフィニッシュを早くから展開し、実験的な樽使いの入門口としても知られる。

歴史

1897年、エルギンの町外れでビール醸造所を転用して創業した。敷地はかつて絞首刑場だった丘の下にあり、19世紀の改築で刑場跡の遺構が見つかったという少々不穏な逸話も残る。20世紀の大半をグレンモーレンジィ社の傘下で過ごし、同門の看板銘柄の陰で堅実に働く「質実剛健な次男坊」的存在だった。2008年、フランスの酒類大手ラ・マルティニケーズが買収すると、フランス市場向けを軸に生産を拡大し、ワイン樽フィニッシュの多彩なラインナップで独自路線を確立。手が届く価格で樽の違いを飲み比べられる「教材のような蒸留所」として、入門者からマニアまで幅広く重宝されている。

代表銘柄

グレンマレイ クラシック / グレンマレイ12年 / グレンマレイ シャルドネカスク