製法の特徴

ラインアームをわずかに上向きに設置した独特のスチル形状が、クリームのように滑らかな酒質を生む。東ハイランドに残る数少ない蒸留所で、「ザ・クリーム・オブ・ザ・ハイランド」の異名を持つ。

歴史

1825年、大聖堂の町ブレチンに創業。かつて東ハイランドに点在した蒸留所群が次々と姿を消す中、市街地の蒸留所として奇跡的に生き残った。20世紀にはバランタインやスチュワーツ・クリームオブザバーレーの原酒を供給し、特に後者の「クリーム」の名にちなむ滑らかさが身上とされてきた。2000年に一時閉鎖されたが、2003年にトミントールを擁するアンガス・ダンディー社が買収して再稼働。以後はノンチルフィルター・自然色の丁寧な仕様でシングルモルト市場に本格参入し、10年・15年を軸に「知られざる東ハイランドの実力」を静かに証明し続けている。

代表銘柄

グレンカダム10年 / グレンカダム15年