製法の特徴
「エディンバラのモルト」と呼ばれる首都近郊の蒸留所。スコットランド最大級の巨大なウォッシュスチルと ワームタブが、草原とレモンの軽やかなローランドスタイルを生む。
歴史
1837年、エディンバラ南東の豊かな農村イーストロージアンに創業。「グレンキンチー」の名は土地を流れる小川キンチー・バーンに由来し、その語源は14世紀の地主ド・カンシー家に遡る。農業とウイスキーが一体だった時代の名残で、蒸留所は長く自前の農場で受賞歴のある肉牛を育てていた——蒸留粕を飼料にする循環は、当時のローランド蒸留所の典型だった。1988年にクラシックモルト6本のローランド代表に選ばれ、絶滅寸前だったローランドモルトの命脈を保った功労者となる。現在はジョニーウォーカーの「四つの柱」の一つとして改装され、首都から日帰りできる蒸留所として観光の玄関口を務める。
代表銘柄
グレンキンチー12年 / グレンキンチー ディスティラーズエディション