製法の特徴
白鳥の泳ぐ貯水池とともに描かれる「スペイサイドで最も絵になる蒸留所」の一つ。花と青りんごにたとえられる繊細でエレガントな酒質は、ブレンダーから「最高級の化粧水のようなモルト」と評される。
歴史
1821年創業。ブレンデッド全盛時代から「上質なスペイサイドの典型」としてブレンダーの評価が際立って高く、ジョニーウォーカーやホワイトホースなど数多の銘柄に配合されてきた。20世紀半ばの管理者ロデリック・マッケンジーは酒質の変化を恐れるあまり、「蒸留室の蜘蛛の巣一つ取り除いてはならない」と命じたという逸話が残る——微生物や環境まで含めて酒質と考える、時代を先取りした思想だった。公式ボトルは長らく花と動物シリーズの12年のみという寡黙さだが、その希少性ゆえにボトラーズ市場では常に人気上位。「知る人ぞ知るスペイサイドの貴婦人」の異名を持つ。
代表銘柄
リンクウッド12年(花と動物シリーズ) / ボトラーズ各社リリース