製法の特徴

「大麦のテロワール」を極限まで追求した実験的蒸留所。契約農場ごとに大麦を分別仕込みし、畑単位のボトル「シングルファーム・オリジン」で土壌と味の関係を世に問うた。

歴史

ブルックラディを再建したマーク・レイニエが、2015年、ギネスの旧醸造所を買い取って創業した。「ワインが畑を語るなら、ウイスキーも語れるはずだ」と、100を超える契約農場の大麦を農場ごとに完全分別で仕込み、土壌・品種・年による味の違いをボトルで実証するという、業界で最も急進的なテロワール実験を敢行。ビオディナミ農法大麦のウイスキーなど前例なき試みを連発し、賛否両論の渦を巻き起こした。2024年に資金難で管財手続き入りが報じられ、その後の再建が模索されている——だが同蒸留所が提起した「原料の個性はウイスキーに残るのか」という問いは、業界の議論を永久に変えたと評される。

代表銘柄

ウォーターフォード シングルファーム・オリジン / ウォーターフォード ビオディナミ:ルナ