ウイスキーの語源は、ゲール語で「命の水」を意味する「ウシュクベーハー(uisge beatha)」とされています。これはラテン語の「アクアヴィテ(aqua vitae=生命の水)」の翻訳で、中世ヨーロッパでは蒸留酒が万能薬として扱われていたことを物語ります。ウシュクベーハーが「ウスキー」「ウィスキー」と訛り、現在の呼び名になったと考えられています。綴りには「whisky」と「whiskey」の2種類があり、一般にスコットランドや日本では前者、アイルランドやアメリカでは後者が使われます。一杯のグラスの名前に、「命の水」という祈りにも似た言葉が息づいているのです。