接触面積の比率が熟成速度を決めます。小さいほど速く、大きいほど穏やかです。

01 小さい樽 — 速く濃く

小さい樽は、中身の量に対して木の接触面積が大きくなります。そのぶん樽の成分が速く溶け込み、短期間で濃い色と味がつく。クラフト蒸溜所が小樽を使うのは、若くても飲める製品を作るためという側面があります。ただし過剰になると渋くなります。

02 大きい樽 — ゆっくり穏やか

大きい樽は接触面積の割合が小さく、熟成はゆっくり進みます。長期熟成に向き、樽が勝ちすぎることがない。20年、30年といった製品は、この穏やかさがあってこそ成立します。