樽が主導するウイスキー、果実が主導するブランデー。原料の香りの強さが、樽の役割を変えています。

01 ウイスキー — 穀物と樽の対話

ウイスキーの原料は穀物で、それ自体の香りは比較的地味です。そのぶん樽由来のバニラや果実の要素が味の骨格を作る。使用済み樽を多用し、樽の履歴(シェリー、バーボン、ワイン)が製品の個性を決める大きな要素になっています。

02 ブランデー — 果実と樽の調和

ブランデーは果実が原料で、蒸溜液の段階ですでに華やかな果実香を持ちます。樽の役割は、その果実香を包み込んで丸くすること。リムーザンオークなどが使われ、ウイスキーほど樽の履歴に幅はありません。