製法の特徴
大麦の一部を自家栽培し、フロアモルティング、銅器職人、樽職人を蒸留所内に抱える「五つの伝統技能」を今も維持する稀有な蒸留所。蜂蜜にたとえられる甘くリッチな酒質で、樽の使い分け(ダブルウッド等)の先駆者としても知られる。
歴史
グレンフィディックを創業したウィリアム・グラントが、その成功を受けて1892年に隣接地へ建設した姉妹蒸留所。古城バルヴェニー城の名を受け継ぎ、中古のスチルを買い集めて18か月かけて完成させた。以来ウィリアム・グラント&サンズ社の家族経営のもと、機械化の時代にあえて手仕事を残す道を選択。モルトマスターのデヴィッド・スチュワート(在任60年超)は、熟成の仕上げに別の樽を使う「カスクフィニッシュ」という手法を業界に広めた人物の一人とされ、1993年発売のダブルウッド12年はその代表作として今も看板を務める。
代表銘柄
バルヴェニー ダブルウッド12年 / バルヴェニー カリビアンカスク14年 / バルヴェニー ポートウッド21年