製法の特徴
アイラでは異色のノンピート主体。ピートの影響を受けない湧水を専用パイプで引き、シェリー樽熟成の柔らかな甘みと潮気が同居する「穏やかなアイラ」を体現する。近年はピーテッド版も併産。
歴史
1881年、ロバートソン兄弟が島北岸の人里離れた入り江に創業。ゲール語で「川の河口」を意味し、従業員の家・学校・桟橋まで備えた自己完結の集落として建設された。物資も人も海路に頼った僻地ゆえ、蒸留所への一本道は今も「スコッチ巡礼最後の難所」と呼ばれる。煙の島にあってあえて煙に頼らない味づくりを選んだ歴史は、「アイラ=スモーキー」という図式を心地よく裏切る。ラベルの舵を取る船乗りは、嵐の夜に霧笛代わりの汽笛で船を導いたという逸話に由来する。2014年から南アフリカのディスタル社傘下となり、ノンチル・自然色・46.3%基準の品質路線を強化した。
代表銘柄
ブナハーブン12年 / ブナハーブン スティウレダール / ブナハーブン18年