製法の特徴

サトウカエデの炭で一滴ずつ濾過する「チャコールメローイング(リンカーン郡製法)」がテネシーウイスキーの定義を形づくる。世界で最も売れるアメリカンウイスキー。

歴史

南北戦争後のテネシー州リンチバーグで、ジャスパー・ニュートン・「ジャック」・ダニエルが創業した(米国初の登録蒸留所を称するが記録には諸説あり)。ジャックに蒸留を教えたのは、奴隷身分から解放された黒人蒸留師ニアレスト・グリーンであり、近年その功績が公式に顕彰されて「アメリカンウイスキーの隠れた父」として再評価が進む。サトウカエデの木炭を3メートル積んだ槽で新酒を濾過するチャコールメローイングが、バーボンと区別される「テネシーウイスキー」の核心である。皮肉なことに蒸留所のあるムーア郡は今も禁酒郡(ドライカウンティ)で、地元では原則販売できない。オールドNo.7の黒いラベルは、ロックとカクテルの世界共通言語となっている。

代表銘柄

ジャックダニエル オールドNo.7 / ジェントルマンジャック / ジャックダニエル シングルバレル