製法の特徴

台湾の旧専売公社を母体とする蒸留所で、ブランド名は「オマー(OMAR)」。ライチ酒や梅酒の空き樽で仕上げる台湾ならではのフィニッシュが名物で、カバランと並ぶ「台湾二大ウイスキー」を形成する。

歴史

台湾煙酒公司(TTL)は日本統治時代の専売局に起源を持つ酒類・たばこの旧国営企業で、2008年、南投の酒工場にウイスキー蒸留設備を導入した。ビール工場として使われていた設備群を転用し、国営系ならではの潤沢なインフラで始まった点が、ゼロから建てた民間のカバランとの好対照をなす。2013年に初のシングルモルト「オマー」を発売。バーボンタイプとシェリータイプの端正な二本柱に加え、台湾特産のライチリキュール樽や梅酒樽でフィニッシュした限定品が「台湾でしか造れない味」として国際的な賞を重ねた。亜熱帯熟成の厚みと東アジアの果実文化を掛け合わせた、もう一つの台湾スタイルである。

代表銘柄

オマー バーボンタイプ / オマー シェリータイプ / オマー ライチリキュールカスク