製法の特徴

スワンネックを持たない寸胴型の初留スチルは「建屋の天井につかえたので首を切り落とした」と伝わる珍品。潮風の吹く港町での熟成が、塩気を帯びたドライな酒質「マリタイム(海の)モルト」を育てる。

歴史

スコットランド本土最北の町の一つ、ニシン漁で栄えた港町ウィックに1826年創業。町の新市街を設計した政治家ウィリアム・プルトニー卿の名を受け継ぐ。最盛期のウィックは「ヨーロッパ最大のニシン漁港」と呼ばれ、漁師たちが樽詰めのウイスキーとともに海へ出た。皮肉にも1922年から町自体が禁酒法を敷き(1947年まで続いた)、蒸留所も1930年から二十余年の休眠を余儀なくされた歴史を持つ。「海のモルト」を掲げる酒質は帆船時代の記憶を宿し、ラベルにはニシン漁船が描かれる。2012年にはWhisky Bible誌でオールドプルトニー21年が世界最高賞に選ばれ、国際的な注目を集めた。

代表銘柄

オールドプルトニー12年 / オールドプルトニー15年 / オールドプルトニー21年