1983年をピークに、日本のウイスキー消費は四半世紀にわたって減少を続けました。焼酎ブームや嗜好の変化に押され、蒸留所の閉鎖や生産縮小が相次いだ時代です。転機は2008年頃、サントリーが仕掛けた「角ハイボール」の復活キャンペーンでした。ジョッキで気軽に飲むハイボールが若い世代に受け入れられ、ウイスキーは一気に身近な酒へと返り咲きます。同じ時期、山崎や響、竹鶴が国際的なコンペティションで最高賞を相次いで受賞し、2014年放送のNHK連続テレビ小説「マッサン」が竹鶴政孝の生涯を描いたことも追い風となりました。世界的な人気による原酒不足と価格高騰という新たな課題を抱えながらも、日本のウイスキーは今、歴史上最も注目される時代を迎えています。
ハイボールブームと日本ウイスキーの復活
長い低迷期を経て、2008年頃からのハイボールブームと国際的な受賞ラッシュが、日本のウイスキーを世界的ブームへ導きました。