「その味わい云々よりも、YouTubeでショートとか見てると、入れた時にすごい透き通ったグラスになるんで、それがすごい綺麗だなって思って、ちょっと探し始めた」。西村さん(仮名・37歳)の購入動機は、潔いほど見た目でした。家電量販の仕事をする独身の会社員で、ウイスキー歴は数年。きっかけはジャパニーズウイスキーの品薄話題で、気づけば「収集癖あるんで、集め始めるとどんどん増えちゃう」と飲みかけ含め約30本。ほぼ毎日、ハイボールを5杯ほど飲みます。「1日の終わりに、仕事終わって疲れた時に美味しいお酒を飲めるのが、ただそれだけで普通に十分満足です」という晩酌人です。※本記事は、MALTICE販売元の株式会社Balloonが実施した購入者インタビューをもとに構成しています。発言は本人の言葉を、意味を変えない範囲で表記のみ整えて掲載しています。お名前はプライバシー保護のため仮名です。
01 他社製品は「1個しか作れない」で消えた
透明氷を探し始めた西村さんは、まず他社製品を見て回りました。「他社のやつで探してたんすよ、最初。そしたら1個しかできないやつがほとんどで。2個できるのが、たまたま目に入って、クラファンで買ったみたいな感じです」。決め手も明確です。「1番はやっぱり、他ので見た時は1個しか作れなかったのが、『あ、これ2個作れるんだ。すごいな』っていう印象でした」。毎日5杯飲む人にとって、1日1本では計算が合いません。「ちまちま1個ずつ作るより、2個できた方がやっぱり楽じゃないですか」
02 「クラファン自体を、あまり信用してない」
ただし、購入までは疑っていました。「クラファン自体をあまり信用してないので。いい話もあれば悪い話もあるから、最初は疑ってかかっちゃってましたね」「本当にできるの?うまくできるのかな?みたいな疑心暗鬼(な期間)はあったんで。ぶっちゃけ高いっすね」。不安を解いたのは、文字ではなく映像でした。「紹介の内容とかもすごいしっかり動画とかも作られてたし、そういう面でも、ちゃんと信用できるところなのかなっていうのもあった」「ほぼほぼ文字より、その作ってる映像とか、できた映像とかに惹かれてた感じですかね」。最後は早期割引です。「早く買うと安くなるっていうのが1番大きいっすかね」「もう単純に勢いでしたね。悩むぐらいだったら買ってみよう、みたいな感じで」
03 最初の壁: 2段目が、うまくできない
届いてからは、試行錯誤が続きました。「1段目はちゃんとできるけど、2段目がうまくできない、みたいなのが買ってからすごい続いてたんで、色々時間調整したりとか。後からアナウンスで『ぬるま湯でやった方がいいですよ』みたいなのがあったりとか、そういうのを見ながら時間測って改良して、今ちょうどドンってできるぐらいの感覚になったって感じですよ」。いまの正解は丸2日。この期間をどう感じていたかが、西村さんらしいところです。「モヤモヤはちょっとしてたけど、イライラはしてなかったみたいな感じです。ちゃんとできた時、逆に『あ、ちゃんとできた』っていうちょっと楽しさはありましたね」
04 家の氷に、戻れなくなった
見た目で買った西村さんに、想定外の変化が起きます。「正直、(前は)飲んでる時はそんなに(不満は)なかったんすよ。もうそれが当たり前だったんで」。ところが——「モルトアイス使い始めてから、雑味がやっぱり全然少ないんで。それから1回家の氷で飲んだ時に、なんか全然味違うなっていうのがあってから、もう全く家で(氷を)作らなくなりました」。比較対象ができて初めて、今までの氷の雑味に気づいたわけです。丸氷でロックも飲むようになり、「今まで家の氷で飲んでた時よりも、ウイスキーの味を美味しく感じられた」「徐々に溶けてくわけじゃないですか。その時に、薄まってきた味が、普通に家の氷で飲むよりも美味しく感じた」。氷が足りない時はどうするか。「家の氷を使わないで、スーパーとかコンビニで買うようにはなった」。氷の重要度を点数で聞かれた答えは「まあ、8、9点ぐらいっすかね」でした。
05 グラスが変わり、道具が増え、晩酌が「本格化」した
氷が変わると、周辺も変わり始めました。「グラスとかも、今まで(保温の)タンブラーみたいなのをずっと使ってたんですけど、もう結露ついてもいいから透明な普通のグラスでやって。ハイボール作ったりする時に、透明なハイボールがちゃんとできると、ちょっとやっぱり楽しいっすよね」「それから、バースプーンだとか、スプーン置くやつだとか、そういうところでこだわってやり始めたんで。モルトアイス使ってだいぶ変わったかなっていう感じですね。本格的になってきたっていう感じです」。見た目から入った人が、見た目のために道具を揃え、結果として味に行き着く——きれいな循環です。「やっぱり1日の終わりに飲むものだからこそ、美味しく楽しく飲みたいっていうのがあるんで」「それだけで酒が美味しくなるんで、見た目ってすごい大事だなって思います」
06 「ない生活は、ちょっと難しいかもしれない」
壊れたら買い直すかを聞くと、価格への本音と一緒に答えが返ってきました。「今の値段ならちょっと悩むけど、結局はでも買うかもしれないっす。1回使っちゃってるんで。ちょっと、ない生活はちょっと難しいかもしれないですね」「値段より、やっぱりある方が自分にとってのメリットだって分かってるんで」。友人に勧めるとしたら?「ずっと透明な氷使うんだったら、絶対に勧めますね」「買うよりコスパいいよって感じですかね」。最後に一言で表してもらうと、飾らない答えでした。「綺麗な氷」。それで買って、味で残った人の結論です。