差はあるが、樽や蒸溜の影響と比べれば小さい。これが現時点での穏当な理解です。
01 産地は影響するという立場
地元産大麦にこだわる蒸溜所は、テロワール(土地の個性)がウイスキーにも現れると考えます。土壌や気候による大麦の性質の差が、発酵と蒸溜を通じて最終的な味に残るという主張です。ブルックラディなどが実験的な取り組みを続けています。
02 影響は小さいという立場
一方で、蒸溜と長期の樽熟成を経ると原料由来の差はほぼ消える、という見方も根強い。実際、多くの蒸溜所は品種と品質を基準に大麦を選び、産地は問いません。樽の影響のほうが桁違いに大きいという実務的な判断です。