時間をかけて繊細さを作る日本、気候で時間を短縮して濃密さを作る台湾。熟成に対する哲学が正反対です。

01 ジャパニーズ — 繊細と調和

日本は冷涼から温暖まで幅のある気候で、ゆっくりした熟成が可能です。和食に合わせる文化のなかで、突出より調和を磨いてきた。ミズナラ樽という固有の武器も持ち、繊細さと均衡が世界的な評価につながっています。

02 台湾 — 熱帯熟成の濃密さ

台湾のカバランは亜熱帯の高温多湿を武器に、数年で驚くほど濃密な熟成を実現しました。天使の分け前は年10%を超えますが、その代償として若くして深い味わいが得られる。時間を気候で買うという発想の転換です。