製法の特徴
禁酒法明けに創業した、家族経営としては米国最大級の蒸留会社。エヴァン・ウィリアムス、エライジャ・クレイグなど名だたるブランドを擁し、バーボン熟成庫の保有樽数は世界屈指を誇る。
歴史
1935年、禁酒法解禁の熱気の中でシャピラ家の5兄弟が創業した。初代マスターディスティラーには、後に「バーボンのファーストファミリー」となるビーム一族のジョセフ・L・ビームを迎え、以来マスターディスティラーは代々ビーム家の血筋が務めるという二家族の物語が続く。1996年、竜巻並みの熱風を伴う大火災で蒸留棟と9万樽を失う壊滅的被害を受けたが、同業他社が原酒を融通して支えた逸話は「バーボン業界の連帯」の象徴として語り継がれる。看板のエヴァン・ウィリアムスは「ケンタッキー初の商業蒸留者」の名を冠し、エライジャ・クレイグは「バーボンの父」と呼ばれる牧師に由来する——ブランド名だけでバーボン史の教科書になる蒸留所である。
代表銘柄
エヴァン・ウィリアムス ブラック / エライジャ・クレイグ スモールバッチ / ヘンリー・マッケンナ10年