製法の特徴

バルジ型(胴がふくらんだ形)の大型ポットスチルをスチームで間接加熱し、ゆっくり蒸溜することで、華やかで軽やかな原酒を生む。カフェ式連続式蒸溜機を備え、カフェグレーン・カフェモルトという個性的なグレーン系原酒をつくれる点も世界的に珍しい。

歴史

余市蒸溜所とは異なるタイプのモルト原酒を求めた竹鶴政孝が、1969年に開設したニッカ第二の蒸溜所。新川(にっかわ)川と広瀬川という二つの清流が合流する仙台郊外の峡谷を訪れた竹鶴が、その水で水割りを試し、即座に建設を決めたという逸話が残る。緑に囲まれた蒸溜所は景観保護のため電線を地中に埋め、赤レンガの建屋が並ぶ。華やかでフルーティな宮城峡モルトは、重厚な余市モルトと対をなし、竹鶴ピュアモルトなどのブレンデッドを支える存在となっている。

代表銘柄

シングルモルト宮城峡 / カフェグレーン(原酒)