第2章の最終回です。ここまでスコットランドの6地域、日本の100年、アイルランドとアメリカの系譜を旅してきました。今日はそれを一枚の地図に畳んで、持ち歩けるようにします。地図が畳めたら、この章はクリアです。

01 5大産地を一言ずつで

スコッチ=多彩(華やかから煙まで6地域)。ジャパニーズ=繊細と調和。アイリッシュ=なめらか。アメリカン=甘く力強い。カナディアン=軽やかでスパイシー。——まずこの5行が世界地図の幹です。もちろん例外は無数にありますが、幹があるから枝葉を覚えられます。

02 新世界という6つ目の大陸

台湾のカバランは亜熱帯の暑さを味方につけ、5年に満たない熟成で世界の賞を総なめにしました。インドのアムルットやインドリも同じ「暑さの魔法」の使い手。豪州、北欧、イングランドにも個性派が続々と生まれています。5大産地の伝統に、気候という新しい武器で挑む——それが新世界の物語です。

03 第3章の予告

ここまでの2章で「頭」の準備は整いました。次章はいよいよ「舌」の出番です。ストレート、ロック、ハイボール、水割り——同じ一本が飲み方で別の酒に変わる技術を、1回ずつ丁寧に身につけていきます。グラスと氷の話もここで登場します。