製法の特徴

ジェムソン、レッドブレスト、ミドルトンVR等を一手に生む「アイリッシュの総本山」。未発芽大麦を使うシングルポットスチルウイスキーの伝統を守り、巨大なポットスチルと連続式を併用する。

歴史

1966年、生き残りを賭けたアイルランドの主要蒸留所3社が合併してアイリッシュ・ディスティラーズを結成し、1975年、コーク県ミドルトンに全生産を集約する新蒸留所を建設した——アイリッシュウイスキー冬の時代の「ノアの箱舟」である。ここでジェムソン、パワーズ、レッドブレスト、グリーンスポットなど歴史あるブランドの命脈が守られた。名物は未発芽大麦を混ぜて仕込むシングルポットスチル製法で、かつて麦芽税を逃れる知恵だったものが、今やアイリッシュ固有のスタイルとして世界的評価を受ける。旧蒸留所には世界最大級の14万リットルの巨大ポットスチルが残り、観光名所となっている。ジェムソンの世界的躍進とともに、アイリッシュ復興の中枢であり続けている。

代表銘柄

ジェムソン / レッドブレスト12年 / ミドルトン ベリーレア